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クループ症候群に注意してください 診療

クループ症候群に注意してください

犬の吠えるような苦しそうな咳や声のカスレ、発熱などが主な症状のクループ症候群の患者さんが散見されます。パラインフルエンザなどの、ウイルス感染が原因になります。乳児がかかると声帯の近くの炎症や腫れにより、呼吸困難などの重い症状が出ることがあります。呼吸が苦しそうで眠れないような場合は救急受診の必要があ…
先週の感染症 診療

先週の感染症

先々週よりは落ち着いてきましたが、RSウイルス感染症の患者さんがまだ多くみられました。重症化して入院するのは1歳以下の赤ちゃんが多いのですが、2歳以上でも症状が強くなって高熱や激しい咳が長く続く患者さんが目立っています。 粂川…
パラインフルエンザとRSウイルスの同時流行 診療

パラインフルエンザとRSウイルスの同時流行

全国的に今年の夏は、発熱や咳を主症状とするパラインフルエンザとRSウイルスが同時流行していることが、いくつかの調査で分かってきました。いずれも3日以上続く熱と激しい咳が特徴で、抗生剤などの薬は効果がなく、自然治癒するのを待ちます。例年になく大きい流行になっている理由はわかっていませんが、新型コロナの…
小児科の入院ベットが逼迫しています 新型コロナウイルス

小児科の入院ベットが逼迫しています

杉並区内の小児科の病院でも、新型コロナ以外の入院ベットが逼迫していて、区外の大学病院などに入院をお願いするケースが増えてきています。原因としては、RSウイルス感染症の入院患者が多い事と、新型コロナ対策のために小児科の入院ベット数が減らされている事が挙げられます。成人の新型コロナの感染者が増えてくると…
今週の感染症 診療

今週の感染症

先週よりも減って来てはいますが、RSウイルス感染症が多くみられました。まだまだ油断はできません。多くはないのですが、感染性胃腸炎や溶連菌感染症が散見されます。例年8月に入ると色々なウイルスの感染症は落ち着いてくる傾向にありますが、新型コロナウイルスに関しては全くの未知数です。 粂川…
中高校生の新型コロナワクチン 新型コロナウイルス

中高校生の新型コロナワクチン

中学生・高校生の間でも、新型コロナワクチンを受ける方が少しずつ増えてきています。成人よりも発熱や頭痛などの副反応が長引く傾向があるため、2.3日は自宅で休める環境が望ましいと思います。主に集団接種会場での接種になると思いますが、アセトアミノフェンなどの鎮痛解熱剤が必要な方は、かかりつけ医に相談してく…
年長児のRSウイルス感染症の特徴 診療

年長児のRSウイルス感染症の特徴

今年のRSウイルス感染症の特徴として、2歳以上の年長児でも発熱や咳嗽が長引く患者さんが多い点が挙げられます。乳児のように重症化して入院することは少ないのですが、つらい症状が長引きます。コロナの影響で、昨年度RSウイルスの流行が全く見られなかったことが影響しているのかもしれません。 粂川…
エンテロウイルス感染症 診療

エンテロウイルス感染症

エンテロウイルスは、発熱などが主症状のいわゆる夏風邪の原因ウイルスです。現在は、RSウイルスやパラインフルエンザウイルスが多いようですが、今後増えてくることが予想されます。2.3日高熱が出ることが多いのですが、咳などの症状はそれほど強くなりません。自然治癒する感染症なので、それほど心配しなくても大丈…