今週の感染症 診療

今週の感染症

嘔吐や下痢の急性胃腸炎の患者さんが多くみられましたが、先週よりは少し落ち着いてきました。手足口病や溶連菌感染症も減ってきています。インフルエンザの患者さんはまだいませんが、来年の1月以降に少し増えてくる可能性があります。インフルエンザの予防接種は1月中旬ぐらいまで接種可能なので、接種がまだの方はぜひ…
溶連菌感染症の治療 診療

溶連菌感染症の治療

溶連菌感染症と診断されたら、治療や腎炎などの合併症予防のために抗生剤が5日間から10日間処方されます。抗生剤の種類によって処方期間は異なります。薬の効きはよく熱や喉の痛みは1.2日後にはよくなっていることが多いのですが、処方された薬は最後まで飲み切ってください。登園や登校してよいのは、抗生剤を飲み始…
溶連菌感染症の検査 診療

溶連菌感染症の検査

発熱や喉の痛みなどの症状があり、診察で喉や扁桃が特徴的に赤く腫れているようであれば、溶連菌感染症を疑い喉の検査を行います。通常は5分から10分ほどで結果が出ます。私の場合、周囲の流行状況や年齢が3歳以上で咳や鼻水などの症状がなくて急な発熱、などの症状も検査の参考にします。…
溶連菌感染症の症状 診療

溶連菌感染症の症状

本日の診療で、溶連菌感染症の小学生の患者さんがいらっしゃいました。症状は、強い喉の痛みと発熱で典型的なものでした。溶連菌感染症の特徴として、咳や鼻水などの症状はあまりなく、吐き気や食欲低下などの症状を伴うことがあります。赤ちゃんが感染することは少なく、3.4歳ぐらいの幼児から小学生ぐらいの学童がかか…
11月のインフルエンザの状況 インフルエンザ

11月のインフルエンザの状況

11月のインフルエンザの状況ですが、現在のところ流行が全くなかった昨年と同レベルの低い水準です。そうは言っても、来年1以降に新型コロナの第六波とインフルエンザの小さな流行が重なる可能性はあります。インフルエンザも新型コロナも、予防接種を計画的に進めてください。 粂川 https://www.cbne…
今週の感染症 診療

今週の感染症

先週に引き続き、1歳から4歳の乳幼児中心に嘔吐と下痢の急性胃腸炎の患者さんが多くみられました。溶連菌感染症や手足口病も散見されました。全国的にインフルエンザの患者発生はほとんどなく、少なくとも年内の流行はまずなさそうです。 粂川…
保育園の健診 健診

保育園の健診

昨日は園医をしている保育園の全体健診、本日昼休みは別の園の0歳児健診に行ってきました。どちらの園も嘔吐や下痢の急性胃腸炎でお休みしている1歳から2歳の園児が多く、ノロウイルスなどのウイルス性胃腸炎が流行しているようです。アルコール消毒が効かず感染力が非常に強いため、手洗いなどの予防に留意してください…
新型コロナワクチン3回目の接種が始まりました 新型コロナウイルス

新型コロナワクチン3回目の接種が始まりました

12月に入って、いよいよ新型コロナワクチン3回目の接種が始まりました。2回目接種後から8か月経ってから3回目接種なので、12月は新型コロナ入院患者のいる病院職員が中心で、年明けの1月から一般の医療従事者の接種が始まり、2月以降に高齢者などの接種が始まります。第六波やオミクロン株対策のためにも、3回目…
ノロウイルスとアルコール消毒 診療

ノロウイルスとアルコール消毒

手の消毒に使うアルコール消毒ですが、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスには効果があるのですが、ノロウイルスには効果がありません。そのため感染予防には、石鹸と流水を使った手洗いが重要になります。帰宅時や食事の前には、アルコール消毒ではなく必ずきちんとした手洗いを行うようにしてください。 粂川…
冬の乾燥肌に注意してください 診療

冬の乾燥肌に注意してください

気温が急激に下がり寒くなるにつれて空気の乾燥も進んできて、乾燥肌の患者さんが増えています。特に皮膚のデリケートな乳幼児は、乾燥肌からかゆみを伴う湿疹になって全身に広がることもあります。保湿剤やステロイドの治療が必要になることもあるので、気になる方は小児科か皮膚科を受診してください。 粂川…